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本の紹介 2019ー26 組織の未来はエンゲージメントで決まる

組織の作り方にはいつの時代にも頭を痛めます。TNでは経営理念の最初に社員の幸福を上げています。しかしどんなことが幸せで、どうやったら到達できるかは未だわかっていません。そんな中で今回は新しい組織に対する考え方を定義するエンゲージメントに注目してみました。

組織の未来はエンゲージメント

この本では日本企業は「やる気のない社員」が7割?

こんなサブタイトルが付いています。

エンゲージメントの最初に出てくるキーワードは明確なビジョン。

スターバックスのサードプレイスのように働く人が共感しプライドを持って働けることが自主的な貢献度を高めているようです。従業員満足(個々の社員満足度)、モチベーション(個々人の動機付け)、ロイヤルティー(組織との主従関係)これらとは違いエンゲージメントは組織と個人は対等な存在という位置付けの様です。

エンゲージメントの定義

「従業員一人ひとりが企業のあげる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」

エンゲージメントが重要になった背景

・インターネットの発達で今までの多重構造から、消費者と生産者が直接繋がるようになった

・過去はオペレーションの効率化の競争だったが今は創造性や革新性の競争になった

これらの構造変化からヒエラルキーを重視した組織からフラットな組織に移る必要がる。

このようなことを考えると当社では工場部門のTNプロダクトではヒエラルキーを重視した従来型の組織が適しており、専門技術の寄せ集めでできているTNコーポレーションはフラット型の組織が適しているようです。丁度そのようなことを感じており、TNコーポレーションは今年の春に組織変更しプロモーション担当、デザイン担当、プログラム製作、セキュリティー担当などが並列のフラットな組織に変更したところです。この本を読んですごく自信をつけることができました。

さていよいよエンゲージメントを見える化するWEVOXの紹介です。

無料で試してみるコーナーがあるので興味があります。

ここからは具体的に9つのキードライバー(職務・自己成長・健康・支援・人間関係・承認・理念戦略・組織風土・環境)に対しどのように取り組むかが事例をもとに説明してあります。

そしてAI時代だからこそ心の領域が重要になるという説明で締め括られています。

自分の備忘録も含め、長々と記載しました。

先日同業者で仲の良い会社の社長にエンゲージメントのことを話したら、彼も取り入れることを検討しているとのことでした。

実際に進めるかどうかはもう少し検討しますが、考え方としてはすごくわかりやすい本でした。

大量生産型から創造変革型組織へ移行しようと考えている方に最適の一冊です。

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