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本の紹介 2019−24 日本再興戦略 落合陽一

日本がどんな国になるのか、グランドデザインを学ぶために読んでみました。

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まずは、欧米についてまとめて考えることの危険性と真似ることの無意味さを示した部分は納得でした。書かれている様にヨーロッパとアメリカでは全く違う社会なので日本人がまとめて考えることには無理があります。それと明治維新以来ドイツ、フランスを中心にヨーロッパを追いかけ、その後アメリカを追いかけた日本は自分たちの持っている魅力を忘れているような気がします。当社の提携先のアメリカの会社では日本の文化をクールなものと位置づけ、商品にも多くの日本語をつけ、日本の美をタイルで再現しています。そして今最もアメリカタイル業界で人気のある会社の一つといっても過言では無いと思います。

このように私たちは気がついていませんが日本の文化は大切にするべき価値があります。

次に日本の気質とテクノロジーにおける優位性を示した部分は納得させられるところが多くありました。特に日本は機械と相性がいい。機械と人間の融合など興味深い切り口が多かったです。

そして一番興味のあるグランドデザインですが、人口減少をチャンスと捉え、ロボット、自動運転、自動翻訳などのテクノロジーは日本の強力な武器となる。近い将来アジアへのパワーシフトが起こり、機械と相性のいい日本はあらゆるものを自動化した魅力的な国となる。

目指すは「東京を東洋のパリに」

こんな提案がありました。そのための具体的な道しるべも最後に描かれており、具体性はともかく論理的にはよくまとめられた本だと思います。

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