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本の紹介 2019ー14 「ファクトフルネス」 ハンス・ロスリング

今本屋さんへ行くと必ずこの本がベストセラーのコーナーにあります。
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「思い込みを乗り越え、データをもとに世界を正しく見る」
こんなサブタイトルが書かれています。私は自称グローバル人間なのでそんなに思い込みはないだろう。どの程度の情報があるのか?何故売れているのか?などの興味から読んで見ることにしました。
ハンス・ロスリングの医師としての経験からまとめられたこの本は、収入を軸に健康を考えるような資料が多く乗せられています。そして人間の持つ色々な本能から思い込みが作られ、実際の世界と乖離して行くことを証明し、データをもとに正しい知識を身につける必要があることを訴えています。
読み進む途中でこの本は知識をつけるための本か、思い込みをなくすためのテクニックを身につける本か、どちらだろうか?と考えていました。確かに多くの思い込みがあり、世界を知っているつもりでも間違った知識がある事に気がつきます。特にアフリカについては訪問の経験もなく、多くの思い込みがあったとおもいます。しかしそれほど強烈な印象はなく、なんでベストセラーなのか?とおもいながら読み終わりました。そしてこのブログを書くために少しネットで評判を調べたところ、
ハンスロスリングの講演のYOUTUBEを見つけ、何気なく見てみました。
これはすごい。今まで読んだ本がこんなにもリアルに感じられるのか。売れてる原因は、そもそもこの人のデータの整理と講演にあったのだと気がつきました。膨大なデータをグラフにまとめ、時間軸でその推移を見せるシーンは感動です。わかりやすいをこえ、アートに近いものがあります。
機会があればぜひこの人の講演を聞いてみたいとおもいました。もしこの本を読むなら、読む前と読んだ後にこの動画を見ることをおすすめします。

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