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11.62011
靖国神社参拝
10月29日(土)、久しぶりに靖国神社を訪問しました。
そして初めて本殿を参拝しました。
また遊就館を1時間見学しました。
あっという間に時間が過ぎ、半分も見ることができませんでした。
また、その時「靖国神社とA級戦犯」という冊子を手に入れ、何度となくニュースで見ながらよく理解できていなかった内容が少しわかりました。
①いつ誰が創建したか
明治6年、明治天皇が明治維新において新政府と旧幕府軍が戦った戊辰戦争の戦没者3588柱の御神霊を祀るために建立
②戦没者遺族の思い
戦没者の多くは自分の家族に対し、戦死すれば靖国へ会いに来るよう言い残し、戦友には靖国神社での再会を約束していました。戦死した自分の家族が靖国に祀られること、これが遺族共通の思いのようです。
③「A級戦犯合祀の真実」首相の靖国神社参拝を巡る議論
・「A級戦犯」を祀る靖国神社への首相参拝は問題である
・東京裁判が不当だとしても、日本が講和条約で東京裁判を受け入れている以上、首相参拝は問題である。
・首相が参拝するなら「A級戦犯」を分祀すべきだ
多くのことは単純には語れない奥の深い問題であると思います。
しかし国家のために亡くなった約250万人の戦死者の上に今の自分たちが暮らしていることは事実であり、その方々が祀られている靖国は我々の存在そのものかもしれません。
私の父は松山海軍航空隊海軍飛行予科練習生として終戦直前まで松山にいたそうです。
全国より優秀な児童が集められ飛行機に乗るため毎日猛烈な勉強をさせられたと話していました。特に数学や物理は集中的に授業が進められ、あっという間に落ちこぼれたといって笑っていました。そして間もなく終戦、松山からやっとの思いで帰ってきたそうです。しかしもし戦争がもう少し続いたらひょっとすると私はいなかったのかもしれません。そんなことを考えると靖国に祀られた多くの方々のことは他人事ではありません。靖国を参拝しながら私自身も我が国日本のために少しでも役に立てるように生きる必要があることを実感し帰ってきました。