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4.22010
旅立ちの朝
4月1日(木)
いよいよ次男(隆太郎)が東京へ旅立つ日が来ました。
感動の合格発表から約3週間。
本人いわく
「あれはずいぶん昔のような気がするな~」
一日、一日出発が近づく中で
希望する学校へ行き、東京で暮らすことに対する期待と
一人暮らしに対する不安と、一人で知らない学校へ行く不安が入り混じり
複雑な心境へと変わっていったようです。
長女と長男は二人とも東京へ出していますが、旅立ちは私と妻が車で荷物を積んで一緒に出かけました。
しかし今回は私は行くことができず、荷物を送り妻と次男が電車で出かけることとなりました。
朝、いつもより少し早めに起き、食事をしましたが、何となく緊張からか食欲が進まないようでした。
その後愛犬の「ゆず」としばし別れの儀式を行い、
私と二人で仏壇にお礼に行き(これは受験の時から、いざという時の儀式となりました)
いよいよ出発です。
出かける直前に家に向かい「18年間住んだ家ともお別れか」等と独り言
いよいよ駅につき私と別れる間際
トランクから大きなスーツケースを出して手渡してやると
少しはにかみながら、神妙な顔で
「長いことお世話になりました」
と私に頭を下げてそのまま振り返り改札へ向かいました。
私はその後ろ姿を見えなくなるまで見送りました。
しかしそれから先は、一度も振り向きませんでした。
「がんばれ隆太郎、いろんな人と知り合い、成長してこいよ」
こんなことを心で叫びながら駅を後にしました。
今日は会社も新年度の始まり。
当社にとっても期待と不安の入り混じる門出の日となりました。
公私ともに新しい年度がいい年になりますように。