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8.92009
風車、風が吹くまで昼寝かな
8月4日(火)、夕方4時から社員全員でBBQを行いました。
タイルは注文切れで焼く物がないので、せめて肉でも?
冗談はさておき、翌日からは工場が生産調整に入るため、休み前に全員集まるのはこの日しかなく、久しぶりに、楽しいひと時を過ごしました。
いつものように作業終了後ではなく、作業時間内からはじめたため全員参加することができ嬉しかったです。こんな時はいつも新しい発見があります。今回の社員の方々の日ごろ気がつかない一面を垣間見ることができ、距離が縮まったような気がします。
それにしてもこんな時期から生産調整に入るのは自分の経験では初めてです。
まあ、あわてて動いてもしょうがないか。
生産調整は予定通り進んでいるからあと少しで調整できる。
なんていろいろ堂々巡りを繰り返しています。
しかし違う角度から見れば、こんな恵まれた時期は無い。
日ごろゆっくり考えることができないストレスをここで解消しよう。
そんなことを考えていたらふと以前読んだ本の一部を思い出しました。
「風車、風が吹くまで昼寝かな。」
城山三郎さんが書かれた『落日燃ゆ』は、東京裁判で絞首刑を宣告されたA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相の広田弘毅氏の生涯を描いたものだが、同氏が左遷ともいうべきオランダ公使に任じられた時、「風車、風が吹くまで昼寝かな」という句を詠んだという話が紹介されている。
この句は不遇の立場に追いやられても、捨て鉢にならずを耐えていれば、また陽の当たる日々がくるということを詠んだものと私は受け止めています。
というわけで、当社も風が吹くまで待つこととします。