＜仕事への思い＞

私は昔、タイル工場が嫌いでした。汚い、重い、暑い、そして何よりも毎日同じ仕事。
何のために働くのか分からず、悩む日々が続いた事があります。
ところがあるきっかけで私の気持ちは大きく変わりました。
それは東京の展示会への出展でした。
多くの方が、自分たちのタイルを見てほめてくれる。使った人が喜んで声をかけてくれる。
嫌な仕事じゃなかった。人を喜ばせる仕事なのだと気付いた瞬間でした。
自分におしゃれをするために洋服があるように、建物を着飾るためにタイルがあるのです。
私たちはファッションの先端で生きているのです。
そして、自分でものを作る事ができる。自分で売る事ができる。そんな恵まれた仕事環境の中に生きているのです。
それ以来、世界の住空間を豊かにし、感動を与える存在であり続けたいと思うようになりました。

＜仲間への思い＞

働く目的は何でしょうか。食べるため、生活のため等色々あるでしょう。
私は働く目的とは、世の中に貢献し、自分を成長させる事だと考えます。ともに学び、ともに成長する。そして仲間とその成長を喜び合う組織。それこそが私が目指す働く幸せであります。成長するためには新しい事に取り組む、原理原則を守り抜く等厳しい事が多いかもしれません。しかし、それを乗り越えた時、成長があり、それこそが働く喜びだと考えるのです。TN では多くの時間をコミュニケーションと考える時間に費やすようにしています。仲間とともに考え、悩み、成長する。そんな組織を目指します。

＜生き様＞

私はアランの幸福論にでてくるこの詩が大好きです。
「山頂まで登山電車で来た人は、登山家と同じ太陽は見る事ができない」
中小企業の私たちには少し難しいかもしれません。しかし決して登山電車には乗らず、コツコツと登山家のように山を上り、素晴らしい太陽を見ようと考えています。大それた考えと思われるかも知れませんが、決して夢物語では無いと思っています。ぜひ私たちと、社会を感動させてやろう。そうお考える方の参画を、心よりお待ちしております。